【トランプ氏銃撃容疑者】銃撃に自信があったのか?準備行動から考察!

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演説中に銃撃されたトランプ氏の暗殺未遂事件は、事件直後のこぶしを突き上げたトランプ氏を写した「奇跡の一枚」が大いに話題になり、また銃撃阻止失敗へのセキュリティサービスに対する批判も大きいですね

今のところ米国メディアなどの情報からは、トランプ氏銃撃容疑者の射撃の腕が良かったのかどうかは不明です。

しかし、事件前、容疑者の準備行動が徐々に分かってきており、トランプ氏銃撃容疑者は銃撃に自信があったのか?準備行動から考察してみようと思います。

銃撃事件の概要

 銃撃事件は7月13日午後6時15分(日本時間14日午前7時15分)ごろ、米ペンシルベニア州バトラーで開かれた集会で、トランプ前大統領の演説中に発生しました。

銃撃の容疑者はトーマス・マシュー・クルックス(20)で、トランプ氏から約120~150m離れた建物の屋根から8発の弾丸を発砲。

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発砲によりトランプ氏は右耳を負傷し、集会に参加していた1人が死亡、2人が負傷。死亡したのはコリー・コンペラトーレさんで、50歳の元消防隊員でした。

銃撃したトーマス・マシュー・クルックス容疑者は、銃撃後にシークレットサービス(大統領警護隊)によって射殺されました。

使用した銃器と性能は?

トーマス・クルックス容疑者が使用した銃は、折り畳み式の銃床を備えたAR-15でした。

ARはアーマライト・ライフルの略です。米国製のAR-15はさまざまなカスタマイズが可能で、この銃の人気が高い理由のようです。

また、州によって異なるようですが、この銃はフロリダ州では犯罪歴がなければ誰でもかなり安く500ドル(5万3千円)ほどで手に入れられることもあるようです。

カスタマイズが容易なことと、殺傷能力が高いことから、アメリカでの銃乱射事件の多くでAR-45が使用されてきたといわれています。

今回、容疑者は父親が合法的に購入したライフルを、父親から購入したことをFBIが明らかにしています。

容疑者の射撃の腕前

情報ではトーマス・クルックス容疑者は地元の射撃クラブの会員だったとありますが、その腕前は不明とされています。

おそらくFBI等の関係機関は容疑者の射撃レベルを把握しているでしょう。

今後も捜査に関わることから公開はしないことが予想され、第三者がこれらの関係機関から具体的に容疑者の射撃の腕前を知るのは困難と思われます。

セキュリティのプロからみた容疑者の腕前

事件直後の記事で「セキュリティのプロ」からみた容疑者の腕前について下記の見解がありました。

130mの距離からトランプ氏の耳に弾丸を貫通させるほどの高い精度で命中させていることから、容疑者には相当の技術と経験があったと推測されます。

知識だけでなく、実践的な経験がなければ、このような精度の高い射撃はほぼ不可能です。

YAHOO!ニュース 7/15配信

プロの眼からは容疑者の腕前はかなりのものだったということになりそうです。

また、事件の前の準備行動が徐々に明らかにされており銃撃に対する入念な準備がうかがえます。

事件の前の準備行動とは?

FBIのレイ長官は司法委員会の公聴会(7/24)で、容疑者が1963年のケネディ元大統領の暗殺について情報収集をしていたことを明らかにしました。

また、トランプ氏の登壇2時間前に現場近くでドローンを飛ばしていたことも明らかにされました。

ケネディ大統領暗殺の検索

FBIによる(容疑者のパソコン)分析結果

「1963/11/22のケネディ大統領暗殺事件について、ケネディ大統領を銃撃した犯人が犯行に及んだ時点でケネディ大統領とどのくらい離れていたかをグーグル検索していた」

FBIのレイ長官はこの検索について、「容疑者の精神状態という点で、明らかに重要だ」としています。

[ケネディ大統領暗殺事件の概要]

・ケネディ大統領は当日、夫人とテキサス州知事と共にオープンカーに同乗し、ダラストレードセンターへと向かうパレードを行っていた。途中、ビルの6階から銃撃を受け、死亡が確認された。

・犯人が狙撃した場所は、真下の通りからの高さが約19m。発砲は3回、2発がケネディ大統領の首と頭に被弾した。

・車は時速約18kmで走行、被弾時の距離はビルの窓から約55mと約81mで、3発の発砲時間は5.6秒程度とされている。

ウィキペディア「ケネディ大統領暗殺事件」より抜粋

●容疑者はケネディ大統領暗殺事件では「走行中の車に対して6階の高い場所から距離は短いが3発中2発を被弾させていること」を確認できたと思います。

このような検索結果により、距離は長いがほぼ静止している演説中のトランプ氏に対する銃撃の成功に自信をえたのでは?

ドローンによる下見

容疑者は事件当日トランプ氏の登壇2時間前に、集会のステージから約182m離れた場所でドローンを飛ばしていたことが明らかにされました。

容疑者の背後を映し出してバックミラーのように機能させていたとの見解が示されています。

また、事件の数日前に容疑者が現場に下見に来ていたという目撃証言もあり、これらのことから容疑者の入念な準備行動がうかがえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

7月13日、演説中に銃撃されたトランプ氏の暗殺未遂事件については容疑者の犯行動機など謎が多く、様々な情報が飛びかっています。

今回、トランプ氏銃撃容疑者は銃撃に自信があったのか?今までに得られた準備行動などの情報から考察してみました。確定できそうな情報は得られませんでした。

今後新たな情報が入り次第追記したいと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

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