2025年9月、サントリーホールディングスの会長を務めていた新浪剛史(にいなみ・たけし)氏が辞任を発表しました。
このニュースは経済界でも大きな話題となっています。
新浪氏といえば、ローソンの社長としての改革や、サントリーHDを世界的企業へ成長させた手腕で知られる存在です。
では、今回の辞任の背景には何があり、これまでどのような経歴と業績を積み重ねてきたのでしょうか。
本記事では、最新の辞任ニュースとともに、新浪剛史氏の経歴と評判を徹底解説しますのでご覧ください!
新浪剛史がサントリーHD会長を辞任

●新浪剛史氏は、サントリーホールディングス会長を2025年9月1日付で辞任しました。
⦿辞任の背景には、彼が海外から入手したサプリメントに大麻由来成分が含まれていた疑いが生じ、警察の捜査を受けたという事実があります。
・新浪氏自身は「法を犯していない」と潔白を主張し、経済同友会代表幹事としての職務については、当面自粛する方針を明らかにしています。
辞任に至った経緯
- サプリメント購入を巡って警察の捜査対象となり、サントリーHDの取締役会から辞任要請を受けました。
- 鳥井社長は「国内でサプリメントの合法性に疑いがあり、ガバナンス上アウトと判断した」と説明しています。
- 新浪氏は「自身やサントリーに迷惑をかけてはいけない」と語り、自ら辞任を決断したとしています。
会見および現在の立場
- 辞任直後、3日に経済同友会の定例会見に代表幹事として登壇し、「皆さまをお騒がせし申し訳ございません。深く反省しております」と謝罪コメントを述べました。
- 経済同友会の代表幹事職については、自主的に活動を自粛する意向を示し、正式な処分は団体の判断に委ねています。
★この辞任劇は、サントリーHDや日本の経済界に大きな衝撃を与えています。
👇以下に新浪剛史氏のプロフィールと経歴や業績を順次詳しく紹介していきます!
新浪剛史のプロフィールと経歴
●新浪剛史氏は1959年1月30日、神奈川県横浜市で生まれました。現在の年齢は66歳です。
⦿幼少期から活発でリーダーシップを発揮する性格で、神奈川県立横浜翠嵐高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部に進学。
・大学在学中にはアメリカのスタンフォード大学に交換留学し、国際経済を学んだ経験もあります。
⦿卒業後の1981年に三菱商事に入社し、砂糖部門の海外チームに配属され、グローバルビジネスの経験を積みました。
・1991年には社費留学でハーバード大学経営大学院(HBS)に進み、MBAを「with distinction(成績優秀者)」の評価で取得しています。
●新浪氏の経歴の大きな転機は2002年、三菱商事を退職し経営再建中だったコンビニチェーンのローソンの社長兼CEOに就任したことです。
⦿ここで就任から12年連続で増収増益を達成し、株価を3倍に押し上げるなど劇的な業績回復を成し遂げました。
⦿2014年にはサントリーホールディングスに移り、社長に就任。
・以降は海外展開を積極化し、同社の売上の約6割を海外市場が占めるグローバル企業へと成長させました。2025年4月には会長兼CEOに昇格しています。
・また、経済同友会代表幹事を務め、内閣府の経済財政諮問会議の民間議員としても長期にわたり活動。世界経済フォーラム(WEF)のInternational Business Councilメンバーなど、国内外の経済関連の重要ポジションも多く歴任しています。
★新浪剛史氏は、国内外で幅広く経済活動に携わる「プロ経営者」として高い評価を得ています。
新浪剛史の業績と評判
新浪剛史の業績は?
●新浪剛史氏は、サントリーホールディングスの社長兼CEOとして2014年に就任して以来、約10年以上にわたり同社の成長を牽引してきました。
⦿在任中に海外企業ビーム社の買収を成功させ、企業のグローバル展開を大幅に加速。
⦿サントリーHDの売上収益は2014年の約2.2兆円から、2023年には約3.3兆円へと約1.5倍に拡大し、営業利益は約2.5倍に増加するなど、着実な成績を残しています。2024年12月期には売上高が過去最高の約3.45兆円、営業利益も過去最高の3,289億円を記録し、業界全体をリードする存在となりました。
⦿新浪氏はローソンの社長時代にも12年連続で増収増益を達成し、株価を約3倍に上げるなど、数字に裏付けされた実績を持つ「結果を出すプロ経営者」として高く評価されています。
●ただし、2025年9月の辞任に伴い、短期的にはサントリー食品インターナショナルの株価の変動や業績への影響が懸念されていますが、長期的には現在の成長基盤が維持される見込みです。
新浪剛史の評判は?
●新浪氏は長年にわたり「プロ経営者」として高い評価を受けてきました。特にローソンの再建やサントリーHDのグローバル展開における手腕は称賛され、経済界では「カリスマ経営者」として名を馳せています。
●一方で、厳しい改革推進の姿勢から現場の負担や社内の意見対立が報じられることもあり、従業員や一部関係者の間では賛否両論がありました。
⦿最新の辞任劇に関しては、SNSを中心に波紋が広がり、「潔白を主張する新浪氏を応援したい」という声と、「経営トップにふさわしくない」と批判的な意見の双方が存在しています。
⦿経済界内では今回の問題に対して厳しい目が向けられる一方で、彼の過去の功績とリーダーシップに対する敬意は根強く残っています。
・経済同友会の代表幹事としての活動継続には賛否の声があり、今後の対応が注視されています。
まとめ|今後の新浪剛史の動向に注目
今後の動向と注目ポイント
✅新浪氏は辞任会見で「まだやりたいことが多く、種をまいた事業の成長を見届けたい」と述べており、経営者としての挑戦意欲は強いままです。
✅経済同友会内では活動の継続について慎重な対応が続いており、外部弁護士の意見を仰ぎながら今後の処遇を検討中です。
✅サントリーHDでは創業家出身の鳥井信宏社長が中心となり、全方位的な基盤強化を図っていますが、経済界全体では新浪氏の動向に引き続き大きな注目が集まっています。
- 辞任後も新浪剛史氏は経済界の重要人物として存在感を示し、今後どう復帰・活動を展開していくかが注目されています。
特に今回の問題の真相解明とともに、彼のリーダーシップと影響力の行方が国内企業や経済政策にどのように影響を与えるかが関心の的です。
ご覧いただきありがとうございます。
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