お気に入り著者・思想家のウンチクを!お気に入り著作を一口ずつ

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・今まで読んできた本の中でお気に入り著者・思想家のウンチクを気ままに書きました。お気に入り著作を一口ずつ「つまみ食い」です。

お気に入りの著者・思想家

立花隆 松岡正剛 半藤一利 五木寛之

「知の巨人」の本

・いわゆる「知の巨人」として、古今東西の有名人が多数挙げられています。

私は「知の巨人」とは一分野で深堀し孤高の位置を確保する人ではなく、理系・文系にわたる多岐の分野でそれぞれ課題等を理解し自分の見解を発信できる驚異的能力の持ち主だと思います。

好きな「知の巨人」は次の二人です。

立花隆、松岡正剛の著作

・立花隆は2021年に80歳で死去。彼の著作では文藝春秋の田中金脈問題の記事からよく読んでいました。その後、『脳死』や『臨死体験』など科学分野の著作があり、NHKがよく特番でやっていて、熱心に観ていました。

臨死体験では死後の世界が判るのかと期待しましたが、どうやら脳の幻想という結論でがっかりした記憶があります。10万冊ともいわれる彼の蔵書を、死後すべて古書店に売却したとの記事を読んで、なにか彼のなしえた精神世界が消えたような印象でした。

・松岡正剛は、1944年京都生まれ、80歳。2000年から開始されたWebアーカイブ「松本正剛の千夜千冊」があります。

このアーカイブは、現在1845夜で千冊をはるかに突破。2000夜まで行ってほしい。それぞれの書評が独自の編集工学という観点から書かれており、難解な内容のものもあります。ばらばらと著者を選んで読むと結構時間がかかりますが、各種分野の本が知れて面白いです。

著作も多いですが、独自の切り口で日本・日本人を論じた『日本という方法』が興味深い。唐破風(からはふ)の構造を表す「てりむくり」という言葉を初めて知りました。

「歴史関係」の本

・日本史における時代区分に応じて得意な作家・思想家が多くいて興味をひかれます。よく読んだのは、独自の史観をもつ司馬遼太郎、それと幕末や、現代史の著作が多い半藤一利です。

半藤一利の著作

・半藤一利は、1930年東京生まれ、90歳で死去。著作では、終戦の日のクーデターを扱った『日本の一番長い日』の印象が強いです。二度映画化され、映画では自決した阿南陸軍大臣に三船敏郎、リメイク版では役所広司が演じ随分性格が異なる感じでした。

ラスト近くで機密書類を大量に燃やすシーンが今につながり面白い。

「人生の生き方関係」の本

少子高齢化の影響か、最近高齢者向けの本が増えている気がします。大体内容は「年取れば好きなことだけをしましょう」とか、「いやな奴とは付き合うな」とかですね。 仏教思想を背景にもつ五木寛之の著作には奥が深くてよく読んできました。

五木寛之の著作

・1932年9月福岡県生まれで、現在91歳。小説よりも人生の生き方をアドバイスする内容のエッセイに心惹かれていいです。BOOKOFFでは少し古い新書本は1冊110円で販売しており、つい五木寛之の本に手がでます。

買った後、しばらく読んでいたら前に読んだことがあると分かって、記憶力の減退を痛感することがよくありました。 笑

『大河の一滴』、『人生の目的』をはじめ、『百歳人生を生きるヒント』では、登山の登ることより下山する方が難しいという思想がよく表れています。これから、ヒントをもとに元気で生きていけると良いのですけれども?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

紹介した著作はほんの一部です。

さらに深堀した記事を書けたらと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

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